米国がアジアインフラ投資銀行（AIIB）との協力の意思を示したことについて、中国外務省の洪磊報道官は23日「積極的な意思のある国がAIIBの創設と運営に参加することを歓迎する」と話した。

　これに先立ち、米国は、盟友国にAIIBに参加しないよう説得していたこれまでの立場を改め、協力の姿勢を見せた。この米国側の協力意向について洪報道官は「現在、多くの国がAIIBの創設メンバーとして参加する意向を表明している。これは、アジアのインフラ整備とアジアの経済発展推進というAIIBの趣旨が広く認められていることを物語っている」とした上で、「今後は高い水準でAIIBの創設と運営を推進すると共に、世界中の主な多国籍開発銀行の経験を汲み取り、効率的な運営を推し進めていきたい」と語った。