ロシアの野党指導者ネムツォフ元第１副首相の暗殺事件で、ロシア安全部門は9日、新たに2人の容疑者を拘束したと発表した。これにより現在までに逮捕された容疑者は7人になった。ロシアの非政府系通信社·インテルファクスが伝えた。

　インテルファクスがロシア安全部門の責任者の話を引用して報じたところによりますと、ロシア安全部門は9日、チェチェン共和国で行った捜査で、電話通信記録などの証拠によって容疑が固まり新たに2人の容疑者を拘束したということだ。

　ロシア安全部門の発表によりますと、警察当局が得た初歩的な分析結果では、チェチェン共和国出身の元警官ザウル·ダダエフ容疑者がネムツォフ元副首相を射殺したということだ。これまで拘束された5人の容疑者のうち、ダダエフ容疑者のみがネムツォフ氏の暗殺に参加したことを認め、他の4人はいずれも犯行を否定しているということだ。

　ロシアの野党指導者ネムツォフ元第１副首相は2月27日夜、モスクワ市の中心部で何者かによって射殺された。