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第4回中日NGO シンポジウムが北京で開催
2015年 1月 27日15:23 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 JICA·日本国際協力機構と中国国際経済技術交流センターが共催する第4回中日NGO シンポジウムが22日に北京で開催された。今度のシンポジウムのテーマは災害対応とNGOの国際化だ。 

 災害対応の分野に関わる両国のNGO、NPO、基金会、ボランティア団体などの市民団体、大学等の研究者、メディア及び政府関係者は120名あまり参加した。

 JICA中国事務所の小中鉄雄所長は、このシンポジウムで「今月、日本では阪神·淡路大震災発生20周年が迎えられる。また3月に第3回世界防災会議が仙台で開催される。四川大地震復興支援の経験など中国における緊急支援及び復興の取り組み、またこれまでのJICA支援の知見·成果を世界に向けて積極的に発信していきたい」と述べた。

 この日の午後、「防災教育」、「緊急援助と災害復興」という2つのテーマで分科会が開催されたほか、「NGOと他ステークホルダーとのコミュニケーション」に関して、パネルディスカッションが行われた。

 このシンポジウムでは、中日両国のNGO、NPO、ボランティアなどの団体は、関連情報を交換し、経験を交流したが、シンポジウムでは、「市民団体だけでは専門性が不足しており、大学や研究機関による協力が欠かせない」、「市民団体が信頼を得るために、SNSなどのメディアを通じて情報を発信することが重要だ」などが指摘された。

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