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安倍首相、人質殺害示唆の画像「信ぴょう性が高い」
2015年 1月 26日15:08 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 日本の安倍晋三首相は25日午前のNHK番組で、過激派組織「イスラム国」がインターネット上に投稿した人質が殺害されたとする画像について、「信ぴょう性が高いと言わざるを得ない」と述べた。

 24日夜、「イスラム国」関連のウェブサイトで、拘束されている日本人の人質後藤健二さんの静止画像が投稿された。後藤さんの家族や日本政府に宛てられ、手には湯川遥菜さんとみられる人物が横たわる写真を持ち、後藤さんを名乗る音声も付いている。

 これを受けて、安倍首相は25日午前のNHKの番組で、画像の「信ぴょう性が高いと言わざるを得ない」と発言し、「後藤さんに危害を加えないよう直ちに解放するよう求めたい。関係国と連携をとりながら救出、解放に全力を尽くしたい」と強調した。

 画像と同時に配信された音声で、身代金の代わりに、ヨルダンに捕らわれている「サジダという同胞」の釈放を求めていることについて、安倍首相は「どのように対応していくかは今まさに事態が動いている状況なので答えは控えたい」としたうえで、「人命第一の観点から、ヨルダンとも緊密に協議·連携しながら対応に当たっていきたい」と述べた。

 さらに、25日早朝に発表した声明で安倍首相は、「日本政府はテロに屈することはない」と強調した。

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