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2014上海・日本映画週間 開催告知
2014年 6月 10日16:57 / 提供:

 私たちは第17回上海国際映画祭に、「2014上海?日本映画週間」として厳選した最新の日本映画11作品を上映いたします。いずれも話題作であり、珠玉の作品ばかりです。日本のアニメが中国で非常に人気が高いことから、今回特別にアニメ映画3作品を選びました。日本でも公開間もない新作である「ドラえもん」、「クレヨンしんちゃん」、「TIGER&BUNNY」を「2014上海?日本映画週間」にて放映いたします。これら人気のアニメ映画を日本と中国で同時に放映できることを大変誇りに思っております。  

 「2014上海?日本映画週間」のオープニング上映作品は、2013年5月の第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した映画「そして父になる」。家族のあり方をテーマにした物語で、二つの家族が血縁と愛情の狭間で揺れながらも絆を取り戻す感動作です。  

 映像は人々の心に直接届きます。スクリーンを通して、日本人が抱える課題や取り組み方、心情、ライフスタイル、価値観など、多様な「情報」を瞬時に伝えることができます。美しい景色を見て、旅行で訪れてみようと思えば、観光客の増加にもつながるでしょう。多くの人々に親しまれる「映画の力」で、お互いの心が開かれていけば、緊張や対立も緩和される、と信じています。対立や嫌悪からは何も生まれません。理解と尊敬を積み重ねていく「壮大な事業」の一翼を担い、信頼の土壌づくりに少しでも貢献できることを望むものです。  

 上海は私たちが映画交流活動を出発させた場所でもあります。2006年から毎年、中国の人々に日本の新作映画を楽しんで頂く機会を作ってまいりました。また、日中両国の相互交流として、東京国際映画祭と提携し日本の人々へ中国の新作映画を紹介してまいりました。今日までこの映画交流事業を継続することが出来たのも、日中両国の映画ファンの皆様と関係者の皆様の支持、支援があってこそです。心から感謝申し上げます。  

 “喜びと感動の共有”。これこそ私たち日中映画祭実行委員会が映画交流事業において変わらずに追求し続けるテーマです。今回の「日本映画週間」の作品がもたらす感動が中国の人々の心に届き、新たな“交流の時代”の証になることを心から切望しています。

NPО法人日中映画祭実行委員会