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日本指導者は良識と国際公理の最低ラインを尊重すべき 王毅外交部長
2014年 1月 10日13:59 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京1月10日】中国外交部のホームページの情報によると、王毅外交部長はこのほど、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラのインタビューを受けた際、日本の安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことについて、日本の指導者が人類の良識と国際公理の最低ラインを尊重するよう希望すると表明した。

 王毅外交部長は次のように述べた。このほど、日本の安倍首相は各国人民の反対を無視して靖国神社を参拝した。この神社は当時、軍国主義の対外侵略を鼓吹した象徴だ。今も、靖国神社内の陳列内容は依然として当時の侵略が正しいものだということを吹聴している。特に、この神社は今も極東国際軍事裁判の判決を受けた14人のA級戦犯が合祀されている。このような状況の下で安倍首相は依然頑固に靖国神社を参拝し、ひいてはこれらの戦犯を英霊に見なしている。これはすでに人類の良識の最低ラインを越えただけでなく、日本の国内問題の範疇をも超えた。安倍氏は実際に、当時の対外侵略を美化し、極東国際軍事裁判の正義な判決を挑み、第二次世界大戦の後建てた戦後秩序を挑むのだ。

 われわれは安倍氏が日本を率いて危険な方向へ行くことを心配している。歴史の教訓を取り入れるべきだ。国際社会もそれを高く注目するべきだ。われわれは歴史の歯車を逆転させてはならない。当時、ナチス ドイツはヨーロッパにあり、日本軍国主義はアジアにあり、中国だけでは日本の侵略により3500万人の死傷者が出た。財産の損害も数えられない。しかし、中華民族は寛容な民族であり、われわれは戦争のクレームを放棄しただけではなく、日本人民も軍国主義の被害者で、責任は軍国主義にあり、つまり靖国神社に祀られている侵略戦争の責任を負うべきのA級戦犯だと、民衆に教えた。現在、日本の指導者はこれらのA級戦犯を参拝することは、中国人民も国際社会も受け入れるわけがない。これはヨーロッパでは想像できないことである。過去を真剣に清算するこそ、はじめて未来を真に開くことができること。平和の行く方向を堅持するこそ、隣国の信頼を再び得ることができる。われわれは日本の指導者がこの基本的な道理を理解し、人類の良識と国際公理の最低ラインを尊重するよう希望する。

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