Home > 特集 > 安倍首相の靖国参拝  > 安倍首相靖国神社参拝が人類の良識を踏みにじる
安倍首相靖国神社参拝が人類の良識を踏みにじる
2014年 1月 7日11:03 / 提供:新華社
 中国の馬朝旭駐オーストラリア大使は6日にオーストラリア紙「オーストラリアン」で署名入りの文章を発表し、安倍晋三氏が国際社会の反対を無視し、靖国神社を参拝する行動を痛烈に非難した。

 馬朝旭大使の文章によると、安倍晋三氏が日本首相として、靖国神社を参拝するのは決して日本の国内政治ではなく、個人の行為でもない。安倍晋三氏が今回、独断専行し、歴史の正義に背き、人類の良識を踏みにじったのは平和を愛する全世界の人民、特に日本軍国主義侵略と植民地支配を受けた被害国人民に対する公然たる挑発である。

 安倍晋三氏の行為は国際社会の高度な警戒を引いており、中国、韓国、ロシア、ほかの国々の強い反対、痛烈な非難を買っている。アメリカとEUはそれに失望を示している。安倍晋三氏の所為は日本を含む世界諸国人民の根本利益に反し、日本を危ない道に導いている。

 安倍晋三氏のこうした挑発行動は域内緊迫に拍車をかけ、日本と隣国の関係を損なっている。安倍晋三氏は今回、靖国神社を参拝し、歴史問題でトラブルを作り出したことで、厳しい局面に陥っている中日関係に新たな政治上の障害をもたらしている。靖国神社問題の実質は日本政府が軍国主義の歴史を正しく認識し、深く反省することができるかどうか、日本首脳が「国連憲章」の趣旨や原則を守る誠意を持ち、平和的な発展の道のりを進むかどうかにある。

 日本の仕掛けた中国侵略戦争は中国人民に重大な災難をもたらしている。しかし、善良な中国人はいつも中国侵略戦争の罪が一握りの軍国主義者にあり、日本人民が戦争の被害者であると思っている戦後から今まで、70年近くが経過した。ドイツが誠実に反省したのに対し、日本で、戦争の罪と責任を逃れた頑固な勢力はいまでもある。

 歴史を直視してこそ、未来を切り開くことができる。戦争は去っているが、歴史の教訓を汲み取らなければならない。歴史を教訓としなければ、歴史は再燃する。すべての国は責任感のある国際社会の一員である。安倍晋三氏は歴史の流れに逆らい、侵略歴史を覆すのではなく、確実な対応を取り、誤りを是正し、国際社会の信頼を勝ち取らなければならない。