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評論:中国の鋭意な改革は世界へ恩恵を与える
2013年 11月 13日14:46 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京11月13日】2013年11月、中国の改革開放は35年の非凡な歳月を歩いてきており、すばらしい成果を得てきた。35年後の今日、中国の改革は再び深い統合、大幅なスピードアップの重要な筋目に直面している。中国共産党第十八期中央委員会第三回全体会議は中国の改革の全面的深化のために明確な路線図を描き上げ、改革の船舶の再出発のために航行の方向を明示する見通しだ。

 35年にわたり、改革は中国に飛躍的な発展を実現させ、世界にも得るところが大であった。1978年から2012年まで、我が国の国内総生産は3645億人民元から52兆人民元まで増加し、輸出入総額は206億ドルから38668億ドルまで上昇した。2012年、中国の対外直接投資額(フロー)は878億ドルの過去最高を記録し、前年比で17.6%増加し、初めて世界の三大対外投資国の一つとなった。

 ロシア科学アカデミー極東研究所のアンドレイ オストロフスキー副所長は、中国が海外投資を拡大し続けることが中国と緊密な関係を保つ国家に最初の中国投資の受益者とならさせる見通して、また世界の主な発達した経済体の成長も同様に中国から離れられないと考えている。オストロフスキー副所長は「中国の輸出入に関する注文書は世界経済の発展に影響を与えています。」とはっきり述べた。

 ケニア ナイロビ大学国際経済学のGerrishon Ikiara教授は、中国の改革の全面的深化はアフリカが中国の資金と技術支援を引き続き得られることを意味しており、アフリカ諸国の経済発展に役立つと述べた。

 中国はすでに世界の経済発展を後押しする重要な動力となっている。国家統計局の2009年に発表したリポートは、このように明らかにしている。中国経済の世界経済に対する貢献率は、1978年の2.3%から2007年の19.2%までに上昇し、中国の世界経済の成長に対する貢献はすでに世界一位となっている。2012年、中国経済の成長率も世界の平均成長率よりはるかに高く、中国の世界経済の成長に対する貢献率は引き続き上昇する見通しだ。

 35年の改革の道を歩いてきた後、中国は再び深い調整を行い、新しい動力を注ぎ込み、市場経済を一層健全且つ強力にさせた。これがまさに中国共産党第十八期中央委員会第三回全体会議の趣旨なのだ。中国の改革の深化は再び世界に得難い重要なチャンスをもたらすだろう。一部の学者は、中国政府の機能転換は中国の改革方案「2.0版」の重要な内容で、アップグレード後の「中国モデル」は中国と世界経済の発展の中で重要な役割を発揮し続ける見通しだと考えている。

 ロシア科学アカデミー極東研究所のヤコフ ベルゲル研究員は、このように考えている。「中国モデル」の偉大なところは国の管理監督が市場調節と有効的に結び付き、そして両者の動態バランスを維持していることにある。政府の機能転換が完成した後、この種のモデルは引き続き中国の発展のために保障を提供し、世界経済のために動力を提供するだろう。

 米国の元財務長官、 ヘンリー ポールソン氏は、このように考えている。中国共産党第十八期中央委員会第三回全体会議は今後の中国経済の構造調整のために基調を定め、市場能動性の促進、中小企業の機会の拡大、資本配分の効率の向上、消費と投資間のバランスの改善などといった一連の改革措置の実施に伴って、世界経済はこの中から新しい製品と投資機会を獲得するだろう。

 国際世論に大いなる関心が寄せられた中国の金融市場改革に対して、米国のカーネギー国際平和財団副会長のダグラス パール氏は、金利の市場化の推進、競争メカニズムの取り入れは、中国が長期にわたる資本プロジェクトの両替可能や銀行業務効率化の向上を実現させる重要なステップであり、また外国の金融機関が中国経済により深く参与するために絶好のチャンスも提供するだろうと述べた。

 中国の発展は世界とウィンウィンの発展で、自分の利益をはかる際にも世界へ恩恵を与えている。この意義から言えば、中国の発展は包容的、全面的、また相互学習 相互利益のことなのだ。

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