取材を受ける劉翔の父
【新華社ロンドン8月10日】ロンドン五輪の陸上男子110メートル障害予選で怪我のため途中棄権した後、劉翔選手は9日ロンドン市内のウェリントン私立病院で手術を受けた。手術後、中国代表団の李毓毅副秘書は劉翔選手の手術は大成功し、回復後はスポーツ界復帰への望みがあると表明した。
李毓毅副秘書
「1時間19分を以て、(手術は)無事に大成功した。全体的に、医師はこの手術結果について非常に満足している」と、上海体育局局長およびロンドン五輪大会中国代表団副秘書長を務めている李毓毅氏は述べた。李毓毅氏はまた次のように述べた。「劉翔選手は2日間入院し、その後上海へ戻る。回復には一定期間必要だが、全体的に状況は良好だ。それに(手術)全体の治療状況は、劉翔選手をスポーツ界へ復帰させることが可能で、このような視点から手術をしたのだ。そのため、医師も現在の治療結果に対して非常に満足している。劉翔選手本人も清清しい気持ちだ」。
劉翔選手手術の執刀医ニコラス カレン医師はウェリントン病院の足 くぶるし外科の顧問級専門家で、2005年8月には英国ロイヤル整形外科病院の顧問に招聘されたという。当院側スタッフの紹介によると、ウェリントン病院は英国のトップレベルの私立病院であり、スティーブン ジョージ ジェラードやジャック ウィルシャーなど英国の有名なエンタメ業界のスターやスポーツ選手を診察したこともある。
手術後の劉翔
中国代表団団部関係者である上海華山医院のスポーツ医学専門家・?世益氏は、「(彼(劉翔選手)は手術後、4週間の固定期間が必要となる見込みで、その後長期間のリハビリを行うことになるであろう。医師はその後帰り際に、リオ五輪で彼ともう一度会えるように期待していると述べたそうだ」と紹介した。
劉翔選手のコーチ 孫海平氏も手術後マスコミのショートインタビューを受け、「手術は非常に成功だった。以前から残っていた問題も一気に解決した」と述べた。しかし、劉翔がいつ完全復帰し、競技場に再度立てるかと聞かれた際、孫海平コーチはこのように述べた。劉翔が完全復帰し競技に出場できるかどうかは、手術後のリハビリ状況次第だ。いつ競技場へ戻れるかはまだはっきりとは言えない。
(写真:東方ネットと劉翔の騰訊ミニブログ)