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中国、日本軍の慰安婦強制連行の新証拠を発見
2015年8月 12日9:26 乛 提供:中国国際放送局

 中国黒龍江省公文書館は11日、旧日本軍による慰安婦の強制連行を反映する公文書7件を公布した。これらの公文書は同公文書館に所蔵された公文書から見つかったもので、慰安婦強制連行の新たな証拠だ。

 今回公布された公文書は、1941年10月20日から12月11日までのものが6件で、そのうちの3件は牡丹江省綏陽県の国境警察隊綏芬河隊と寒葱河隊による地元の旧日本軍が慰安所を設立する状況に対する「極秘」調査報告だ。

 また、黒龍江省公文書館は1942年6月の東安憲兵分隊による「情況報告」を発表した。その中では、「軍事警察」の設立に言及した部分があり、主に「軍機の保護」を担当し、軍隊の慰安所や、軍人会館などの関係者の身分証明書の配給を厳しく管理するほか、専門的に軍隊の特殊な慰安施設を担当する責任者を指定していた。

 同公文書館の斉秀娟館長は「鉄のように動かぬ事実が証明しているように、日本の侵略者による残忍非道の慰安婦制度の罪は否認できないものだ。これら慰安婦に関する公文書の発見と公布は、旧日本軍が中国で慰安所を設立した事実を証明し、慰安婦問題の研究に新たな史料となる」と指摘した。

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