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立夏の紹介
2015年1月 29日14:59 乛 提供:

 5月6日は旧暦の立夏である。この日は「斗が南東を指すと、これは立夏であり、万物はこれで全て成長し、ゆえに立夏と名づけられる」。この日になると、太陽の黄経は45度となり、天文学から見ると、立夏は間もなく春に別れを告げ、夏の日の始まりであることを示している。人々は習慣的には立夏を気温が明らかに高くなり、酷暑が訪れ、雷と雨が多くなり、農作物が生長の最盛期に入る重要な節気であると見なしている。立夏は、早稲の大面積の田植えをおこなう重要な時期であり、そしてこの時に雨の降るのが遅いか早いか、そして降水量の多少は、その後の収穫と密接な関係がある。農作業には「立夏になると、雨が降らないならば、すき、まぐわが高々と掛けられる」。「立夏に雨がなければ、唐臼には米がない」ということわざがある。民間には夏季の蒸し暑さを恐れて体重をはかる習わしがあり、聞くところによると、この日は体重をはかってから、夏季は蒸し暑さを恐れず、やつれることにならず、さもなければ病気や災いが身につきまとうことになる。江西省の一帯には立夏になるとお茶を飲む習わしがあり、言い伝えによると、立夏にお茶を飲まないならば、夏の苦しみに耐えられなくなる、ということである。早くから古代の帝王たちもしばしば夏季の始まる日に、城の外へ夏を迎えに行った。夏を迎える日は立夏の日である。