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穀雨の紹介
2015年1月 28日17:08 乛 提供:

  斗が癸を指すと、穀雨になる。太陽の黄経は15度となる。西暦の毎年の4月20日の前後は穀雨の節気である。穀雨は、「雨水がいろいろな穀物を生みだす」という意味があり、二十四節気の中の六番目の節気であり、春季の最後の節気でもある。民間に「清明になると、雪が降らなくなり、穀雨になると、霜が降りることもなくなる」という言い方があり、中国のほとんどの地域の平均気温はセ氏12以上になる。穀雨以後の気温の上昇が速くなり、この日から、降雨量が多くなり始め、十分な雨量のおかげで植えたばかりの水稲の苗、栽培したばかりの作物の灌漑がおこなわれ、五穀がすくすくと成長する。池の中のウキクサが生えはじめ、桑の木にも青緑色の新しい葉が出て、まさにカイコを飼う人たちが忙しくなる時である。春のお茶もこの時の前後に摘み取りが始まり、長江以南地域では、丘陵から高い山に至る所に顔中汗が流した茶栽培農家たちが茶をせっせと摘み取り、茶を作る農家の家はてきぱきとお茶をつくり、お茶の香ばしいにおいが野原や山間部の村落に満ちる。穀雨以後において農作業が多忙をきわめる時期になる。そのため、時を逸することなく、入念に耕作し、天気の変化に留意し、大急ぎで植えたり栽培したりし、農期を誤らないことで秋の収穫にとって極めて重要である。