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養生
2015年2月 4日10:55 乛 提供:

  『霊枢·本神』は「智者が心を養うことは、四季の季節に順応して寒暖に適し、喜び、怒りを和して居所を安定し、陰と陽を規制して剛と柔を調節し、そうすると邪気が侵入せず、長生きして生きることができ」と書いている。『呂氏春秋·尽数』には「大自然の陰陽、寒暖、乾燥、湿気は、四つの季節の変わり、万物の変化に従い、利のためでないものはなく、害のためでないものもない。聖人は陰陽のよろしきを感じ取り、万物の利を見分け、これは生きるためであり、ゆえに精神の形に満足し、寿命が延びるのである」と書かれている。つまり自然の法則に順応するならば受動的に適応するのではなく、積極的で能動的な態度をとり、まず自然界の変化の法則を把握し、外部の邪気に犯されることを防がなければならない。昔は「大寒になると、風を防いで寒さを防ぎ、朝は薬用人参、黄芪を浸した酒を飲み、夜は杞菊地黄丸を飲む」という言い方があった。これは生活の中で働く人びとが総括したものであり、人びとが体の養生を重視していたことを示すものでもあり、この節気をめぐって、女性の方々の養生法についてかいつまんで話してみたい。  

  『素問·上古天論』には「女性は7歳になると、腎臓の気が盛んになり、乳歯が抜け新しい歯がそろい、髪の毛が伸びてくる。14歳になると、月経が始まり、任脈をすっきりさせ、太衝脈が盛んになり、月経は毎月に来るもので、これで、子が生めるようになったのである。21歳になると、腎臓の気がムラなくなり、歯が生えてきわめて長い間それを使うことになる。28歳になると、筋骨がかたまり、髪の毛が伸び、体が丈夫になる。35歳になると、陽明脈が衰え、顔の血色が低下し、髪の毛が抜け始める。42歳になると、三陽脈が顔から衰え、顔の血色がなくなり、髪の毛が白くなり始める。49歳になると、任脈が虚となり、太衝脈が衰えて少なくなり、月経が止まり、生育の能力を失い子どもはつくれなくなる」とある。これは女性の成長、発育、老化の法則について詳しく述べるとともに、腎臓の気、月経の性的機能の成熟と衰退の過程における重要な役割を認識するものである。同時に先人は、女性とその特殊な生理的特徴、例えば月経、妊娠、出産、育児、哺乳などは血との関係が非常に密接であると見ている。