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飲食
2015年1月 29日16:22 乛 提供:

  飲食の調節 春季の気候が暖かくなり、風が多くなり、物が乾燥し、しばしば皮膚、口、舌が乾燥し、唇は乾いて裂ける現象が現れ、そのために、新鮮な野菜、果物を多く摂取し、体の水分を補充すべきである。春季は万物の発生のはじまりであるため、陽気が発生する季節に、脂っこい物の摂取は少なめにすべきで、陽の外への排泄を避け、さもなければ肝臓(木)の発生がオーバーとなり、脾臓(土)を傷つけることになる。唐代の養生学者孫思繝は「千金方」の中で、「春は72日で、酸を省いて甘を増やし、それによって脾臓の気を養う」と書いた。五行の中で肝臓は木に属し、味は酸で、脾臓は土に属し、味は甘で、木は土に勝つ。そのため、春季の飲食は酸味を少なめにすべきで、甘味を多く取り、それによって脾臓の気を養う。ニラ、香椿、ユリ、エンドウの若葉と茎、シュンギク、ナズナ、春のタケノコ、ヤマイモ、レンコン、サトイモ、ダイコン、クログワイ、サトウキビを選ぶことができる。

  「大金月令」 「正月はかゆを食べなければならず、……第一は地黄のかゆを食べて、腎臓を補う。(新鮮な地黄150グラム、汁をとって必要に備え、うるち米50グラムをきれいに洗って、氷砂糖を適量ナベに入れて、適量の水を加え、かゆ状になってから、新鮮な地黄の汁をかゆの中に入れて、とろ火で20分煮るとよい)。第二は防風のかゆを食べ、四肢の風を取り除くことである。防風一人分を取って、煎じて汁を取ってかゆを煮る。第三はシソのかゆを食べることで、シソの一人分を取って、淡黄色になるまで煮て、少し香りが立つ時に、汁でかゆを煮る」。生ものや冷たいもの、様々な食品を少なめに取り、脾臓、胃が傷つくことを防ぐ。