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飲食
2015年2月 4日13:55 乛 提供:

  飲食の養生の面では、春季は陽気が発生したばかりであることを考え、辛、甘の発散するものを食べ、酸、収斂の味のものは食べるべきではない。『素問·蔵気法時論』には、「肝臓は主に春に属し、……肝臓の苦が強く、急いで甘のものを食べてそれをゆるめ、……肝臓の欲が発散したなら、急いで辛のものを食べてそれを発散し、辛でそれを補い、酸は瀉するようにする」とある。五臓とさまざまな味覚の関係の中で、酸味は肝臓に入り、収斂の性を備え、陽気の発生とかんしゃくの疎通·排泄には役立たず、飲食の養生はその臓腑の好みにより、つまり「その性に背くなら苦で、その性に従うなら欲である。欲は肝臓の神の好みで、つまり補給である。苦は肝臓の神が嫌うものであり、つまり下痢をするようになる」と書いている。このような関係を明確にすれば、肝臓を柔らかくし、肝臓を保護して養い、肝臓の力を疎通させ、気を調整する薬草と食品を目的として選ぶことができ、漢方薬草、例えばクコ、郁金、丹参、元胡など、食品は辛、温和、発散の効があるナツメ、浜納豆、ネギ、中国パセリ、落花生などを選んで弾力的に調合する。

 春季の養生のもう一つの面は、病気を防ぎ保健に努めることである。特に初春においては、寒い天気から暖かい天気に変わり、さまざまの病気のもととなる細菌、ウイルスはそれに伴って生長、繁殖する。急性伝染病、ウイルスなどが影響を及ぼしはじめ、医学で言われるインフルエンザ、流行性脳膜炎、はしか、猩紅熱、肺炎の流行と発生ケースも増える。春季の病気の発生を免れるため、予防措置の中で、①感染源を消滅させるべきである。②よく窓を開け、室内の空気を入れ換え、空気の清新さを保つべきである。③体を鍛えることを強化し、体の予防能力を高めるべきである。そのほか、口、鼻の保健に気をつけ、急性伝染病、ウイルスが肺を侵す道を遮断することである。  

  立春の飲食の薬膳は「強壮」を主とするべきで、次のものを選ぶことができる。