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秋分
2015年1月 28日16:47 乛 提供:

 毎年太陽黄経が180度となった時、「秋分」の節句となる。今年の秋分は23日だ。「秋分」は「春分」と同じく、最も早めに決められた節句の一つだ。中国古代は立春、立夏、立秋、立冬で四季を分けることにし、秋分が秋季を平分した。この日、昼と夜の長さが等しくなり、各12時間だという。

旬の養生:

 秋分で秋の乾燥がひどく、これは気候変化による病態の生理反応だ。秋分から、乾燥症状は一般的に涼燥に属する。涼しい風が吹いて、温度変化が激しく、寒気が重い。秋季の養生は、肺の潤いにある。飲食を調節し、ゴマ、胡桃、糯米、蜂蜜、乳製品、梨などを摂取したほうが良い。そして、胃腸は寒さに敏感で、注意しないと病気にかかりやすい。心理上も気をつけて、緊張、憂慮、悩みなどのマイナスの情緒刺激を避ける。また、秋は持病が再発する季節で、気管支炎、喘息、高血圧、冠状動脈心臓病、糖尿病の中高年患者は要注意だ。

旬の食材:木犀の花

 『本草綱目』によると、木犀の花は潤いで、甘く、歯の痛みの治療に良い。そして、花の色で金木犀、銀木犀などに分けられる。

全ての木犀の花は菓子作りで入れられる。酒にも加入できる。木犀飴と木犀ジャムは江南でよく食べるものだ。木犀飴は必要な時に1匙入れると、甘い香りは秋の思い出になる。

旬の食材:シロキクラゲ

 シロキクラゲは「菌類の冠」と呼ばれ、「平民のツバメの巣」ともいう。漢方医は甘みのシロキクラゲは各種の体質に適しており、腸の解毒効果がある。長期間飲むと、美容滋養の逸品と思われる。