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ヤマダ電機中国で完敗 天津本店7月1日閉店
2013年 6月 26日16:22 / 提供:中国国際放送局
  日本の家電量販店最大手・ヤマダ電機傘下の中国法人である亜瑪達天津本店は7月1日に閉店すると正式に発表された。また、この日から30日まで店内の陳列商品を閉店セールすると共に、会員カードや消費カードのポイント残額を現金で返還するとした。

 ヤマダ電機は2010年、中国遼寧省瀋陽市で中国1号店を開設した後、天津市と南京市にも店を開いた。今年5月、ヤマダ電機は南京支店の閉店を発表し、今回の天津本店の閉店で、残るのは瀋陽にある支店のみとなる。

 ヤマダ電機は中国市場に日本の家電量販店の経営方式を持ち込み、店内の大部分を日系製品が占めていた。しかし、需要の個性化、差別化、多様化がどんどん進む今の中国の消費環境下で、高い家賃と高い人件費がネックとなりヤマダ電機の競争力はだんだん弱まっていた。

 現在、瀋陽支店は営業を継続しているが、中国市場における全面的な競争優位性を失い、ヤマダ電機は中国市場からいずれ全面的に撤退すると見られている。