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教授が肥満細菌を発見 自分をテストに
2012年 12月 21日10:33 / 提供:東方ネット
ダイエット後の趙立平教授

 体重が90キロ、ウェストが110センチに達したことのある上海交通大学上海系統生物医学研究センター副主任の趙立平教授は、「肥満細菌」原理でダイエットに成功して専門家になった。趙教授が18日、上海交通大学で、この新発見を解析し、谷類、薬食、プレバイオティクスというダイエットのレシピをアピールした。

 「一種の食品だけで、すべての肥満問題を解決することではないが、体つきを変えるのは非常に難しいことであり、肥満の理由が数種あり、細菌群構造の失調だけが研究したこの方法に向いている」と、趙教授は語った。

 腸内菌群と体の関係を究明するため、趙教授は山芋とニガウリを含む食事関与方法を試み始めた。趙氏はこれらの「プレバイオティクス」の食べ物で、消化系統での細菌の生長状況を変える可能性があるとした。これらの「プレバイオティクス」食べ物と全穀類を食べた後、趙氏は2年間で20キロダイエットした。同氏の腸内で、抗炎効果のある細菌が腸内細菌総数の14.5%と測定された。

 2009年に趙教授は123人のBMI指数が30を超える臨床肥満者のボランティアを募集し、9週間の食事関与案を実施した。その後、90人のボランティアに対し、14週の追跡観察を行った。テストを受けたボランティアの体重は平均的に7キロ減少した。そして、趙氏は中国のその他の都市で1000人以上のテストを行った。

 今月13日に、趙教授を始めとする実験室は、国際微生物生態学会雑誌『ISMEJournal』で論文を発表した。肥満患者の腸管細菌で、無菌のねずみに入れて、ねずみがすごく太って、インシュリン抵抗が起きた。それは腸管細菌が人間の肥満、糖尿病の発生、発展していく「慢性病の腸源性学説」に、最も直接的な実験根拠を提供した。体内毒素が起きる病原菌は体重が175キロである肥満患者の腸内で行き過ぎると、総細菌数の三分の一を超える。特別な栄養食事関与を実施した後、患者の体内の病原菌数が測定できないレベルまでに急速に下落し、体重が半年で51.4キロ減少した。趙教授の博士はこの細菌を分離して、無菌のねずみに接種すれば、ねずみの過度の肥満症と糖尿病の早期症状?インシュリン抵抗が起きたという。

(編集:曹 俊)

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