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6月26日、上海松江区の広富林文化遺跡公園第1期が試験営業を開始した。このあたりにはもともと中国の伝統的な建築流派である徽派の建物が並んでいるが、その中の「朶雲書院(だうんしょいん)」と呼ばれる書房も改修工事が終了し、このたび正式にオープンした。
この建物は明代の建築物である。書房のスタッフである韓慧婷さんの紹介によると、改修に当たっては既存の建築の構造と様式を保存するために、江西省と安徽省にある4軒の徽派建物を解体して材料にしたという。そのため、書房はいかにも古めかしい感じがする。
敷地面積は1600平方メートル。2階建てになるこの書房は、「水雲郷」と「松石境」の二つの庭があり、室内空間は読書、展覧、講座、茶席、ショップなどの多くのスペースに分かれている。
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