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日本共同通信社より:東日本大震災の大津波に耐え、希望と復興のシンボルとなった福島県南相馬市鹿島区の「かしまの一本松」が、12月27日に伐採された。地元の住民が集まり、お別れ式を行った。
2011年3月11日に日本の東北地方三陸沖で大地震が発生。福島県南相馬市の海岸沿いにあった数万本の松は、津波によって大半が倒されてしまった。生き残った十数本も海水に浸かったため、そのあとほとんど枯れてしまい、1本だけが生き延びる。これが「かしまの一本松」である。地元の住民らで結成された「かしまの一本松を守る会」が保存活動を続けたが、2014年から樹勢が衰え始めた。さらに付近一帯が防災林用地となり、伐採が決まった。だが、一本松の枝や種から育てた苗木が防災林の一角に植えられる予定だ。
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