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<G20>首脳会議 中国EU経済協力強まる

2016年 9月 1日14:08 提供:中国国際放送局

20カ国・地域(G20)首脳会議は9月4日と5日の2日間、中国東部の浙江省杭州市で開かれます。

中国社会科学院の姜琍研究員は「G20サミットの開催により中国とEUの経済協力が強められ、同時に世界経済の枠組みにも重要な影響力を与えるだろう」との見解を示しました。

姜研究員は「中国は世界最大の途上国でEUの第2の経済貿易パートナーである。EUは最大の先進国グループで中国の第1の貿易パートナーである。双方の経済の相互補完性が強く、経済貿易協力で大きな潜在力をもっている」としました。

一方、EUは債務危機から完全に脱出しておらず、難民と英国のEU離脱という二つの大きな課題を抱えていることから、成長が鈍化しています。したがって、外国投資と輸出による経済成長を牽引していくことが必須となっています。このほか、大西洋横断貿易投資パートナーシップ協定(TTIP)をめぐるEUと米国の協議が暗礁に乗り上げたため、中国との経済貿易協力の拡大が期待されています。

EUはG20サミットで構造改革、保護貿易主義抑制、グリーン・イノベーション・持続可能な開発、世界経済金融管理、気候変動対策などの議題を巡って討論を展開することに対し支持する考えを示しています。また、来年ドイツで開かれるG20首脳会議でもこれらの問題が引き続き討論されると見られます。姜研究員は「こうした一連の話し合いなどにより、中国とEUの経済貿易関係が更に強められ、健全に発展していくと見られています。

G20サミット開催中、中露・中英首脳会談も行われ、世界経済管理における新興国の発言権強化、EU離脱に伴う英国と中国の政治経済関係の発展などについて意見交換が行われるだろうと予想されます。 (ジョウ、kokusei)