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日本で就職した外国人留学生が過去最多に、中国人は4割

2019年 10月 24日10:37 編集者:王笑陽

 日本の出入国在留管理庁が23日に発表したデータによると、2018年に日本で就職した外国人留学生は2万5942人で、過去最多となった。このうち、中国大陸と台湾は合計1万1951人で、全体の46%を占めた。

 外国人留学生が日本で働く場合、在留資格を「留学」などから就労目的の資格に変更する必要がある。2018年に変更した人は、記録が残る1992年以降最多となり、前年より3523人増えた。要因として、人手不足で外国人労働者に対する企業の需要が高まっていることが考えられる。

 就職先での職務内容は、多い順に「翻訳·通訳」23.6%、「販売·営業13.4%、「海外業務」9%、「技術開発(情報処理分野)」6.5%などとなっている。そして、月額給与は20万円以上25万円未満が約半数を占めた。

 日本の就職支援サービスの「キャリタス就活」を運営する株式会社ディスコは8月、2020年卒業予定の外国人留学生の就職活動状況についての調査結果を発表した。これによると、7月時点で外国人留学生の内定率は前年比2%減の40.6%で、内定社数の平均は1.7社だった。いっぽう、国内学生の方は内定率は84.0%、内定社数の平均は2.2社であった。また、就職の難易度について、「とても厳しい」と感じている外国人留学生が41.3%いたのに対して、国内学生では13.2%だった。これらのデータから、日本で就職した外国人留学生は過去最多となったが、日本国内の学生と比べて日本での就職はそれほど簡単ではないことがわかった。

(編集:W)