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日本各地でパンダのレンタル合戦が白熱 神戸と仙台が有力か

2019年 9月 2日12:17 提供:中国国際放送局

ここ数ヶ月、日本では政府が中国から借りるパンダについて話題となっています。茨城県日立市、秋田県秋田市、宮城県仙台市、兵庫県神戸市など、すでに多くの都市がパンダの受け入れ先となる希望を明らかにし、誘致合戦に加わっています。

日本メディアの報道によりますと、各都道府県の魅力度ランキング調査では茨城県が6年連続で最下位となっています。そのため、同県は魅力度向上のために、官民合同でパンダの誘致に向けて努力をしているということです。

また、秋田市もパンダ誘致のための十分な用意が出来ているとしています。秋田市の穂積志(ほづみ もとむ)市長は報道陣に「秋田市の気候や地理的条件は野生パンダの生息環境に似ている。研究に貢献できるだろう」との考えを示しました。

有力候補とされるのは、過去に大きな震災を経験した神戸市と仙台市です。神戸市灘区の神戸市立王子動物園にいる雌の「旦旦(タンタン)」は阪神大震災の復興支援として中国からやって来ましたが、2020年7月に貸与期限を迎えます。そのため同園は「後継者」を必要としています。一方で、仙台市は東日本大震災からの復興の象徴としてパンダを誘致したい考えです。

日本にはいま、東京の上野動物園に3頭、和歌山の白浜アドベンチャーワールドに6頭、神戸市立王子動物園に1頭の、合わせて10頭のパンダが暮らしています。(Lin、謙)