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改革開放40周年記念と中日経済貿易協力シンポジウム開かれる=東京

2018年 12月 4日15:00 提供:中国国際放送局

中国改革開放40周年と中日経済貿易協力シンポジウム会場

駐日中国大使館と日本の経済団体連合会の共催による「中国改革開放40周年と中日経済貿易協力シンポジウム」が3日午後、東京都内の経団連会館で開かれ、中日両国の経済界やシンクタンク、友好団体、華人・華僑の代表ら200人余りが出席しました。

シンポジウムでは、程永華駐日大使が挨拶し、中国人民外交学会の名誉会長を務める李肇星元外交部長と日本の福田康夫元首相が基調講演を行ったほか、中国商務部、国務院発展研究センター、社会科学院、大平正芳元首相の令孫である渡辺満子氏、日本の経済産業省、経済界の代表、経団連の責任者らもそれぞれ発言しました。

李名誉会長は基調講演の中で、「改革開放は中国に天地をひっくり返すような変化をもたらし、中国人民の様相も一変させた。40年前、中国は改革開放という偉大な道のりを切り開いたが、40年後の今、中国はすでに世界第2の経済規模を有し、最大の工業国、最大の貨物貿易国、最大の外貨準備国となった。40年間、中国は年平均9.5%の経済成長を実現し、国民一人当たりの可処分所得は23.8倍になり、7.4億の人口の貧困脱却にも成功した」と語りました。

李名誉会長はさらに、「改革開放は現代中国の運命を決定した重要な選択であり、中国が発展・進歩を遂げるために避けては通れぬ道である。日本は中国の改革開放の重要な参画者・受益者として、中国の発展を支援するために積極的に貢献してきた」とし、「新たな情勢の下で、双方は時代の流れに即し、好機を捉え、両国の指導者が形成した重要なコンセンサスを実行に移し、中日間の互恵協力を新たなステージに引き上げていくべきだ」と指摘しました。

日本の福田康夫元首相は演説の中で、40年前、当時の鄧小平副総理が「日中平和友好条約」締結文書交換式に参加するため訪日した際に、自らの父親である当時の日本の首相福田赳夫氏とハグしたエピソードを語りました。福田元首相は続けて、「中国が改革開放してからのこの40年間、中国では大きな変化が発生した。また、日中関係も大きく変わった」と述べ、更に、「日中両国はお互いに信頼関係をしっかり保った上で意見交換ができるようになることを期待している。経済の発展は政治の運営なくして実現することはできない。日中の政治関係の安定は、両国のみならず、地域全体、ひいては世界全体に良い影響を与えていく可能性が十分ある」と語りました。

程永華駐日大使も挨拶の中で、中国の改革開放が遂げた成果や、各分野における中日間の実務協力と改革開放が同時進行した道のりを振り返り、今後の改革開放と両国協力の方向性を展望しました。

現在、中日関係はすでに正常な発展の軌道に回帰し、好ましい上向きトレンドが再び現れています。程大使は、日本が今後も引き続き新時代の改革開放に積極的に関与し、新しい産業革命に着目し、強みを発揮して、より高いレベルで中国側と実務協力を拡大し、イノベーションや省エネ・環境保護、介護・医療、財政・金融などの分野で両国の互恵共栄関係の新たな局面を切り開き、第三国市場協力を両国の実務協力の新しい柱と新たなハイライトに育て上げたいとの期待を述べました。

当日行われたシンポジウムは二部構成となり、第一部は、改革開放の歴史的成果を振り返り、各分野における中日間の実務協力と改革開放に同調した非凡なプロセスに重点を置いた内容となっています。第二部では、新時代における中国の改革開放および両国協力の方向性に対する展望が重点となりました。中国側のゲストらは、中国の改革開放に関する新たな政策や理念を説明し、日本側ゲストと共に、新たな情勢下における経済貿易関係の強化を巡って踏み込んだ討議を繰り広げました。

また、シンポジウム期間中には、中国改革開放40周年記念と中日経済貿易協力写真展や雄安新区プロモーションイベント等も同時に開催されました。(文&写真:東京特派員ZHL)