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中日学生千人交流大会開催=北京大学

2018年 8月 30日15:48 提供:中国国際放送局

中日大学生千人交流大会の会場

中日平和友好条約締結から40年になるのを記念して、中日両国の大学生約1000人が参加する交流会が29日に北京大学で行われました。国務院の李克強総理と日本の安倍晋三首相がそれぞれ大会に祝電を寄せました。中国教育部の陳宝生部長、日本の林芳正文部科学大臣、中国外交部の孔鉉佑副部長、程永華駐日本大使、在中国横井裕大使らが大会に出席しました。

李克強総理の祝電を読み上げる中国外交部の孔鉉佑副部長

李総理は祝電で「40年前に中日両国の先輩指導者らが平和友好条約の締結を決断し、法律に基づいて中日共同声明の各原則を確認し合い、両国関係の発展を導くガイドラインを作成した。中国は日本と向き合って歩み寄り、中日間の4つの政治的文書を踏まえて、歴史を鑑とし、未来に向かって互恵協力を深め、共同発展を促し、繁栄と安定を守っていきたい」と述べました。

また、李総理は「未来を担うのは若者たちだ。中日両国の若者が相手をどう見るかが、両国関係の行方や発展に関わる」として、今後もこのような交流活動を支持していくと表明しました。李総理は両国の若者たちに大会を通じて、契約の精神を振り返り、交流の形を増やし学び合い、相互理解と信頼を深めて、両国関係の長期的で良好な発展に取り組んでほしいという願いを示しました。

安倍晋三首相の祝電を読み上げる横井裕在中国大使

一方、安倍首相は「今年5月に李総理が日本を公式訪問したことは、日中関係にとって大きな意義があった。両国は長期的かつ友好的で安定した関係を発展させるべきだ」とした上で、「若者たちは両国の未来を担っている。双方は引き続き青少年交流を促進させて、日中友好のためにより多くの架け橋を作るべきだ」と祝電を寄せました。

沖縄舞踊を披露する創価大学の学生

また、中国の陳教育部長は「若者たちは古くから中日関係において重要な役割を果たしてきた。中日関係発展に大きく貢献しているほかにも、両国友好の基盤であり、末永い友好の希望でもある。両国の若者には中日友好交流を推進する継承者、中日共同発展を推進する実践者、世界平和を推進する貢献者になってほしい」と示しました。

昆曲『牡丹亭』を披露する中国人大学生

日本の林文科相は「日中両国の学生代表による交流は、両国間の協力関係を大きく支えることができるだろう」と述べました。そして、学生同士で相互理解を深め、新たな時代を迎える際には、未来に向かう新しい姿勢で、日中友好協力へ共に青写真を描いていくことに期待を示しました。

両国の政界と学生代表たちの記念写真

この大会は駐日本中国大使館の主催と北京大学の協賛で行われました。日本中国友好協会、日本中国文化交流協会、早稲田大学孔子学院などが派遣した日本人大学生500人は、8月下旬に中国を訪れました。29日に学生たちは北京に集まり、北京大学、清華大学、中国人民大学、北京師範大学、北京外国語大学、北京語言大学の学生や、各界の代表合わせて1000人余りが大会に出席しました。この後は、日本人大学生らは北京市、上海市、浙江省、山西省などの各地を訪問する予定です。(殷、星)