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「茉莉花」と「さくらさくら」の融合 遼寧省で中日交流音楽会が開催

2018年 7月 20日18:12 提供:新華網日本語

「茉莉花」(モーリーファ)と「さくらさくら」。中国と日本を代表する2曲の民謡が両国の演奏家によって見事に融合した。

中国遼寧省と日本神奈川県の友好提携35周年を記念した友好交流音楽会が18日、遼寧省の瀋陽音楽学院で開かれ、中国と日本の400人近い聴衆が、両国の情緒溢れる音楽の宴を楽しんだ。

今回の音楽会は遼寧省外事弁公室、遼寧省人民対外友好協会、神奈川県日本中国友好協会が共同で主催。両国の演奏家による中日の伝統的楽曲の演奏で幕を開け、中国の伝統楽器である二胡や琵琶、古筝、日本の伝統楽器である尺八、小鼓などがそれぞれの良さを生かし合い、会場を訪れた聴衆は、中日の伝統音楽がぶつかり合う迫力と、響き合う音色の美しさを堪能した。

日本の尺八演奏家、金子朋沐枝(かねこともえ)氏は青緑色の和服に身を包んで演奏を披露。「尺八は中国の古代の楽器で、その後日本に伝えられた。今回中国の演奏家の方々と同じ舞台で合奏できてとても楽しかった。全く新しいインスピレーションをいただくこともできた」と語った。

琵琶演奏家の徐賀氏は、国境を越えた音楽の融合が曲調をさらに多様化させ、音楽にさらに多くの創造性や生命力を与えると考えている。徐氏は「今日、日本の演奏家の方々と三曲合奏した。初めての合奏だったが息もぴったりで、音楽が私たちをあっという間に友人にしてくれた」と語った。

遼寧省人民対外友好協会によると、同省と神奈川県は1983年に友好提携を締結。双方は35年にわたり、経済や文化、環境保護、観光など多くの分野で協力を深めている。(記者/洪可潤、于也童)