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尺八奏者佐藤康夫氏、古都西安の空海ゆかりの寺で熱演

2018年 4月 14日9:10 提供:新華網日本語

中日平和友好条約締結40周年を記念し「一声一世青龍寺」と題した中日伝統音楽文化交流コンサートが10日、中国陝西省西安市の中国密教寺院青龍寺で開催された。日本の著名な尺八奏者の佐藤康夫氏が出演し代表作を演奏した。

佐藤氏は日本伝統音楽界を代表する人物で、アニメ「NARUTO-ナルト-」のサウンドトラックも演奏している。コンサートで佐藤氏は「尺八・一声一世」「宙へ」「時空超越」など代表的な尺八の楽曲を披露し、大唐の時代に戻ったような、ゆったりとした旋律で聴衆を魅了した。

尺八は中国を起源とする竹製の木管楽器で、澄みきった壮麗な音色が特徴。名称は管長が一尺八寸(約54・5センチ)であることに由来する。史料によると、南北朝時代末から唐代初頭に中国から日本に伝わったという。

コンサートは青龍寺内の恵果空海記念堂で行われた。記念堂は日本の高僧空海が約1200年前に入唐求法した際、同寺の恵果大師に師事し、後に日本の真言宗の開祖となった経緯から、日本仏教界と同市が1980年代に共同で建立した。

コンサート当日は、西安音楽学院「中国琴学研究室」の教師と学生達が、中日文化交流の促進と両国の伝統音楽文化発展のため、中国古琴の演奏を行い芸術交流を深めた。

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