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新華社と大学生の座談会、日本の学生は「中国製」をどう見る

2018年 1月 9日9:10 提供:新華網日本語

新華社東京支局はこのほど日本の大学生を招き座談会を開いた。日本の大学生が中国に関する情報をどのように入手しているのか、また彼らが中国や中日関係、日本の政治・経済をどのように見ているのかを理解するのが目的。座談会は前年に続き2回目。前回同様、東京経済大学の学生が招かれた。

「中国製品」は世界に広く行き渡り日本もその例外では無い。最近日本のネット上で流行した動画に、日本人の家から「中国製品」を運び出したら何が残るかをテストするものがあった。その結果、家の中にはほとんど何も残らなかった。更に東南アジア製品も運び出したところ、家の中は一気に「江戸時代」にタイムスリップしたかのようだった。

「中国製品」について、日本の大学生はどう見ているのだろうか。

佐藤:「特に気にしたことは無い。だが、中国製品が多いとは感じている。中国製品が無いと生活できない」

佐々木:「私の家でも中国製品は多い。空気のように自然に存在していて、これまで意識したことは無い。中国製品が無ければ、生活は大変なことになるだろう」

高山:「私も実際に確認したことは無いが、中国製品はかなり多いと思う。中国製品はすぐに壊れると思っていたが、今ではそういう話を耳にすることも少なくなった。中国の技術と日本の技術はもうほぼ互角になったのだろう。中国製品が無いと生活できない」

記者はさらに「では今でも『日本製品』でなければダメという人はいるか」と質問した。

関根:「野菜・肉などの食品となるとはやはり国産ということになる。私の母はいつも国産を買う。衣類や電子製品、こうしたものは中国製だろうがベトナム製だろうが気にしない。食品はやはり日本のものを買う。『自給自足』でなければならない。私の母はこのような意識が非常に強い」

長谷川:「自動車関連産業は日本がまだ強く、この分野ではまだ比較的優位に立っている。日本製といえば自動車だろう」

記者:「なぜ自動車?」

長谷川:「中国製の自動車はおそらく中国国内では大丈夫だが、輸出の話は聞いたことがない、特に日本では。これまで中国製の自動車を見たことがない。日本の自動車は世界中で販売されている」

記者:「日本製はどこが良いのか?」

長谷川:「技術かな、それに信頼性。日本の車は安全だ。信頼の面で日本の車にはやはり優位性がある」

関根:「この間ニュースで見たが、日本政府が国内自動車企業による自動運転技術の研究・開発を全力で支援すると言っていた。自動運転テストを実施した大学教授もいた。日本の自動車業界はまだ自信がある」

記者は話題を変えた。「卒業後企業に就職して、海外勤務となり、中国・フランス・米国・タイ・インドの5カ国が選択肢となった場合、順位はどうなる?その理由は?」

塚原:「順位は米国、フランス、タイ、中国、インド。米国での駐在生活は面白いだろうし、5カ国の中で言葉の問題も一番小さい。フランスも面白い、ブランド品もあるし進んでいる。タイは旅行したことがあって、良い国だと思う。中国は日本に近い。インドのことは全く分からなくて、知っているのはカレーと、さらに5カ国の中で最も不衛生ということだ」

鈴木:「順位は米国、タイ、フランス、中国、インド。米国は一歩進んでいるし面白そう。私もタイには行ったことがあり、いくらか理解しているので、安心感がある。フランスは比較的進んでいるからかな。中国とインドは比較できない。インドは本当に知らないし、少し怖く感じる。だから中国の順位を上にした」

高山:「一番行きたくないのは米国とフランス。米国は銃社会でとても不安だ。フランスは国内が不安定で、移民等の問題に直面している。インドはあまり考えたことが無く、夏は暑くてアスファルトも溶けるとか。インドの先進産業はIT産業で、自分の興味のある分野と何の関係も無い。行きたい国はタイか中国。ただ、中国人は日本人が嫌いなのでは?という不安がある」

東京経済大学の周牧之教授は、iPhoneの背面には、カリフォルニアのアップル社が設計し、中国で組立てたと書いてある。iPhoneが中国製品だとは言いづらい。中国で組み立てただけかもしれないし、多くの中国の技術が使われている可能性もあると述べ、今は、サプライチェーンのグローバル化を迎えている。また、日本の若者はどこの国で作られたかはどうでもよく、気にしなくなっていると指摘。製品の品質が悪ければ買わないし、安全性に疑問あっても買わないとの見方を示した。

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