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2017年度大中物産杯日本語弁論大会 盛大に開催=北京で

2017年 4月 9日16:59 提供:中国国際放送局

中日国交正常化45周年記念「2017年度大中物産杯日本語弁論大会」が8日、北京にある中国伝媒大学で行われました。2007年に北京と天津の中国人大学生を対象に創設された同弁論大会は、中国伝媒大学と日本の商社・大中物産株式会社の共同主催によるイベントで、今回の大会では中国国際放送局、人民中国雑誌社、北京市人民対外友好協会などが後援している他、中日両国から10社あまりの企業が協賛しています。

(写真提供・陳克/人民中国)

主催者側によりますと、今大会には、北京の14大学と天津の10大学から計434人の応募が集まりました。このうち、予選を通過した16名が決勝戦のステージに立ち、「『90後(ジウリンホウ・90年代生まれ)』のわたし」、「わたしの知りたい日本」、「もし私に四次元ポケットがあったら」などから選んだテーマ(三者択一)をめぐり、日本語力、作文内容、質疑応答、パフォーマンスなどを競いました。

激戦の結果、最優秀賞をもぎ取ったのは、「わたしの知りたい日本」をテーマに選んだ南開大学の朱港松さんでした。朱さんは、日本人留学生との付き合いから、相手の受け答えに「建前」と「本音」があることに気付いたと話し、いつか「自分も相手の気持ちを気にかけて話せるようになりたい」と滑らかな日本語でスピーチしただけでなく、審査員からの質問にもユーモアに富んだ表現で切り返し、会場の笑いを博しました。ちなみに、河北工業大学の宋妍さんが準優勝、北京語言大学の孫瑶さんが第三位を獲得しました。また、北京大学の朱曼青さんが「中日国交正常化45周年記念特別賞」を受賞しました。

「大中物産杯日本語弁論大会」は、中国における日本語教育の推進に貢献したとして、2016年7月、日本国政府から外務大臣表彰を受けています。今大会でも、開会に先立ち、中国伝媒大学の丁俊傑学術委員会副主任が総計500人に上る弁士と来場者らを前に、「両国青少年の交流を深めること」を目的とする同大会の持つ意義を高く評価するコメントを行った他、大中物産株式会社の河窪博史社長も、「若い世代を中心として、相互理解を更に深め、信頼関係を醸成し、両国の友好関係の更なる深化への貢献に期待する」とコメント、また、駐中国日本国大使館の川上文博公使参事官からも、同弁論大会は「両国の民間交流の深化の為に非常に意義のあるイベント。これからも引き続き開催してほしい」との期待が寄せられました。

また、本選前には、初心者を対象とする「初級の部」の決勝戦も行われ、予選をくぐり抜けた10名の弁士が「他人の意見を聴く」をテーマに熱弁をふるいました。こちらは、天津外国語大学の覃代楷さんが最優秀賞を獲得しています。

なお、本戦の上位3人と特別賞受賞者1人の計4人には、副賞として一週間の日本旅行が贈られました。(取材:趙芸莎、王小燕)

優勝南開大学・朱港松さん

準優勝河北工業大学・宋妍さん

第三位北京語言大学・孫瑶さん

中日国交正常化45周年記念特別賞受賞者北京大学・朱曼青さん