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中国がアジア最大の留学目的国に 「一帯一路」沿線国からが増加

2017年3月2日 17:00
 提供:新華網日本語

統計データによると、中国の2016年の留学生数は44万人を上回り、2012年比で35%増加した。中国はアジア最大の留学目的国になっている。2016年には205カ国 地域から留学生が訪れ、過去最多を更新。中国教育部国際司の許涛司長は記者会見で、以前は留学生が中国語学習を目的としていたが、現在は学位留学を選ぶ留学生が増えてきていると紹介した。2016年の留学生に占める学位留学の割合は47.4%となり、中国語学習を中心とする構造が打破され、分布がより合理的になった。

近年「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線国の生徒数が大幅に増えている。沿線64カ国の2016年の留学生数は、前年比13.6%増の20万7746人。国家戦略に貢献するため、留学生を対象とする中国政府の奨学金も、周辺諸国と一帯一路沿線国に傾斜している。2016年に中国政府からの奨学金を受給した4万9022人のうち、一帯一路沿線国が61%の割合を占めた。

許氏は「一帯一路戦略に協力するため、毎年沿線国に1万人の募集枠を提供している。今年はさらにシルクロード中国政府奨学金を新設し、沿線国の留学生の留学と研修に毎年資金を提供し、業界のリーダー、優秀技能者を専門的に育成する」と説明した。

(チャイナネット)