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中日関係の未来をテーマに両国青年が討論:東京

2017年 2月 27日16:58 提供:中国国際放送局

東京都港区の日本財団ビルで24日、「日中関係の将来像」をテーマとする討論会が開催されました。中日の若者が3時間にわたって白熱した意見交換を行いました。

この討論会は、日本科学協会が中国で開催した「日本知識大会」と2つの作文コンクールの優勝者を対象に実施する、日本招聘プログラムの一環として開催したもので、日本の大学生有志から成る「笹川杯学生実行委員会」が企画・運営しています。中日関係の10年先、15年先の理想と課題をポイントに「今を生きる若者が何をすべきか」を模索することが、この討論会の目的です。

討論会には中国からの訪問団や日本の大学生有志など、合わせて約50人が参加しました。まず、中日の若者が8組に分かれて討論を行い、次いで各グループ代表者による発表が行われ、その後、討論の成果を全員で共有しました。

討論会全体の「未来予想」は、SNSの利用と中日の観光客の往来の増加、さらに2020年の東京オリンピック開催により、相互関心と相互理解が深まることで、中日関係は益々緊密になるだろうという結果になりました。また、その実現のために、両国の若者は民間交流を活発に行なうなど積極的な役割を果たすべきであると結論づけられました。

日本財団の尾形武寿理事長は、「世界に大きな影響力を持つ日本と中国、その両国関係が好ましくない状況は、世界にとっての不幸である。中日関係の改善を実現することができるのは、君たちのような若者であり、民間交流を積極的に行って、良好な両国関係を築くことは君たちの使命である」と語りました。

また、訪日団を代表して武漢大学の夏晶副教授が、「今日参加した日本側の学生も、中国に来て、自分の目で実際の中国を体験し実感してもらいたい。また、中日関係の担い手は若者なので、皆さん一人一人が友達になれるよう前向きな努力をすれば、偏見や誤解が取り除かれ、中日関係の明るい未来に繋がると信じている」と挨拶しました。(文責、写真:李軼豪(東京特派員))