ようこそ、中国上海!
エコで未来を共有

Home >> 新着 >> 中日

中日メディア関係者対話会議:中日関係のために客観的、積極的に声を伝えよう

2016年 10月 27日9:20 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 25日夜、第11回中日メディア関係者対話会議の報告晩餐会が東京で開かれた。これは中国国務院新聞弁公室と日本日中メディア関係者対話会議執行委員会の主催で開催された。今回の会議は日本で開かれ、主に二つの議題、一つ目は理解を深めることを基本にした上で、中日のメディアは今後どのように交流効果を深めるべきか?と、二つ目の、両国の着実な協力関係と、安定的で健全な発展を促す上で、中日のメディアはどんな作用を果たすべきか、について活発に意見を交換した。  

中国側出席者の写真

 中国側からは、中国日報の副編集長、中国側主席の高岸明氏、中国新聞社編集長の王暁暉氏、上海東方ネット総裁で編集長の徐世平氏、環球時報社副編集長の孟宇紅氏、中央テレビのキャスター白岩松氏、新華社高級編集、評論家の呉学蘭氏、中国社会科学院日本所研究員の金瑩氏、中央テレビ国際チャンネル報道組の編集長で司会者の魯健氏が参加した。

 日本側からは、日本側代表でテレビ司会者の田勢康弘氏、テレビ朝日政治部長の伊井忠義氏、NHK報道局国際部副部長の奥谷龍太氏、共同通信社論説の杉田弘毅氏、読売新聞国際部デスクの竹内誠一郎氏、日本ポリタス編集長の津田大介氏、拓殖大学海外事情研究所の富坂聡教授、日本8 Bit News創始者の堀潤氏、東京大学政策研究センター講師の三浦瑠麗氏が参加した。

 上海東方ネット総裁で編集長の徐世平氏と日本共同通信社社長の福山正喜氏

  

 会議期間中、中国側の参加者は中国の駐日大使館を訪問し、程永華大使と会見した。

 参加者は中日関係の安定的な発展と両国のメディアの協力推進という積極的な願いを抱いて充実した二日間を過ごし、ポジティブな発言と前向きな討論の中で、課題に対する各自の意見を活発に述べた。

 中国側から様々な提案が出されたのに対し、日本側から積極的な返答がなされた。それは主に以下の三つにまとめられる。

 まず、中日両国は世界における第2、第3の経済大国であり、そして引越しのできない隣国である。したがって両国の安定、友好、互恵の関係は両国人民の幸福だけでなく、地域及びアジアの安定と世界の平和にプラスとなる。両国は互いに相手国に対する認知を深めて、心の持ちようや感情を見直し、大局的な見地に立って長期的な発展のために相互の共同利益を求め、積極的に交流を展開することが大切だ。良好を目指し、少なくとも悪化させない努力をすべきであり、このプロセスにおいてメディアの働きは非常に重要である。

 次に、現時点で中日の政治関係が悪化しているのは事実であり、短期間での改善も難しい。しかし、民間では厚い層をなして深く交流が行われており、経済貿易の協力は膨大な数に上っている。よって双方は民間交流をいっそう推し進め、特に若者の交流を励まして、相互理解と相互信頼を強めなければならない。また、両国の経済的な関係は競争よりもむしろ相互補完と言えるので、協力による潜在力は大きいと考えられるから、新しい成長ポイントの開発がとても重要である。両国のメディアは互いの長所を学び短所を補って、着実に業務提携を展開しなければならない。

 最後に、メディアは両国の一般の人々が相手国を知る重要な情報源なので、その責任は重大である。メディアは相互利益を重視し、共通点に注目し、相違点を適切に処理することが大事だ。相手の報道を冷静、客観的、全面的に、そしてバランスを考えて伝える努力をしなければならない。メディアは強い信念を堅持し、大局と主流を把握して、相互に学び自分の不足を克服すべきである。

 次回は中国で行われる予定となっている。

(編集:兪静斐)