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【上海ブックフェア】東京裁判史料の中国語版が出版

2016年 8月 23日14:41 提供:東方ネット 編集者:曹俊

東京裁判の検事を務めた向哲濬の息子で、現上海交通大学東京裁判研究センター名誉主席向隆万教授のスピーチ

ゲストによる『極東国際軍事裁判審理記録·中国部分』出版発表の序幕

発表会会場

  2016年は極東国際軍事裁判の開廷70周年であり、中国人民抗日戦争即ち世界反ファシズム戦争勝利71周年でもある。18日午前、『極東国際軍事裁判審理記録·中国部分』の出版発表会が行われた。

  これは上海交通大学出版社、国家図書館出版社の共同出版によるもので、全12巻、東京裁判の審理記録の中国部分の重要な内容を記録している。中国語の東京裁判史料の分野では初となる一里塚の意義があり、中国語版東京裁判史料の空白を補うものとなっている。

  東京裁判は1946年7月1日から1948年4月16日まで行われた。中国に関連する審理は120日間で、残された記録は約1万400ページ、中国語に訳せば約300万文字となる。

  同書籍は極東国際軍事裁判を理解·研究するのに非常に有効で、第2次世界大戦後の特別軍事裁判が戦争犯罪、平和に対する罪、人道に対する罪で行った審理の貴重な史料でもある。内容は満州事変、偽満州国、盧溝橋事変、南京大虐殺、日本が中国東北地方などで行った阿片化政策や中国への経済侵略など、幅広く及んでいる。

(編集:曹 俊)