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復旦大学と上智大学が「共同育成プロジェクト」を開始

2016年 7月 11日15:13 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 中国の大学、復旦大学と日本の私立名門大学、上智大学がこのほど、看護や社会福祉分野に関する「共同育成プロジェクト」を開始した。許寧生復旦大学学長と高祖敏明上智学院理事長が調印式に出席した。

 中国の高齢化が加速するに伴い、高齢者医療衛生サービス需要の激増、社会資源の調達困難、介護者不足など各要素間の矛盾や課題がますます顕著化している。

 本ネット記者のインタビューに応じて、高祖敏明上智学院理事長は、「日本は、中国より早く高齢化社会に突入したが、このような背景から、日本の看護や社会福祉などの理念には、中国が参考にすべき点が多々ある」と述べた。

 高祖理事長はまた、「このプロジェクトの実施は両大学間の協力関係にとどまらず、中日両国の今後の社会福祉分野での協力関係構築に大きく貢献することはもちろん、復旦大学及び上智大学によるこのプロジェクトは中国の社会福祉政策発展に寄与すると同時に、中日両国間の有効関係強化に寄与することが期待される」と強調した。

 復旦大学と上智大学とは、すでに2013年9月に大学間の学術交流協定と交換留学協定を締結している。復旦大学と上智大学総合人間科学部は、福祉関連分野における学術交流および学生交流に関する検討を進めていく旨の合意書を締結しており、復旦大学看護学院が上智大学の看護学科を訪問し、高齢化の社会問題に対する大学としての役割、課題について意見交換等を行っていた。

 2014年から2016年現在までの間、上智大学は短期プログラムを開講し、復旦大学は上智大学に教師と学生を派遣し、延べ人数は100名を超え、成果を挙げたという。

  (編集:章坤良)