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渡日30年、武術太極拳の孫建明氏が東京で記念公演

2016年 2月 3日18:45 提供:中国国際放送局

  

  2016年1月、北京で通し稽古を行った後の中日双方の出演者

  中日両国のトップ選手約30人の共演によるカンフーショーが2月20日、東京で開かれます。日本で中国武術や太極拳の普及に当たっている中国人指導者の孫建明さん渡日30周年を記念し、東京武術太極拳クラブの主催で行われます。

  中日間の武術・武道交流は国交正常化後の1970年代初めに遡り、40年あまりの歴史があります。数ある中国武術の中、簡略化された「簡化太極拳」がとりわけ日本で大きな広まりを見せています。公益社団法人「日本武術太極拳連盟」によりますと、2014年4月現在、日本における太極拳愛好者人口が約150万人、競技者人口は全都道府県合わせて約7万人います。

  こうした流れの中で、1986年に東京太極拳協会と日中友好協会の招きで日本へ渡った孫建明さんは、自ら立ち上げた「東京武術太極拳クラブ」で市民愛好者向けの指導に携わる傍ら、1994年の広島大会から2014年の仁川大会までの6回のアジア大会、4年に一度の世界武術選手権大会、2008年の北京オリンピック武術大会などで日本代表選手団のヘッドコーチを歴任し、国際大会で活躍する日本人選手の育成と指導にも大きな貢献を果たしてきました。

  今回の公演は孫さんの渡日30周年記念であるとともに、中日間の武術交流の歴史を振り返る行事としても注目されています。中国からは北京、福建、浙江などの武術代表団の選手とコーチ、日本からは日本武術太極拳連盟の強化指定選手が出演し、40数名はいずれも国内外の大会のチャンピオンやメダリスト。ステージは前半と後半の2時間構成で、太極拳や太極扇、太極剣の集団演武や組手のほか、詠春拳、鷹爪拳、蟷螂拳、形意拳、五祖拳、犬拳、長拳、地躺拳、華拳、八卦拳、八極拳、翻子拳、少林拳などの伝統拳法、そして、剣、刀、棍、鞭など武器を使った演武もあり、中国武術の粋のオンパレードです。舞台は時に激しく、時に静寂の中で、或いは緩やかな音楽に乗せて進行し、中には台詞がなく、所作だけでストーリーを表現するコントも。技の披露のみならず、芸術的な観点からも創意工夫を凝らしたステージを目指すということです。

  孫さんは、「中国武術のうち、太極拳や酔拳などが日本で比較的広く知られているが、実際のところ、長い歴史の中で、いまだ紹介されることの少ない多様な拳法がある。今回のイベントではこうした中国拳法の多様性に着目し、広く紹介したい。武術太極拳をはじめとした中国拳法を通して中日両国がより深い文化交流を行い、友好を深めることにつながることを祈る」と企画に寄せた期待を話しました。(王小燕)

  

  日時:2016年2月20日(土)

  時間:昼の部12:30~14:30

  夜の部17:30~19:30

  会場:江戸川区総合文化センター大ホール

  東京都江戸川区中央4-14-1

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