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天津港、世界初の人工知能・ゼロカーボン埠頭を目指す=中国

2021年 8月 10日14:45 提供:中国国際放送局

  中国の天津港グループはこのほど開かれた中国港協会2021グリーン・安全港湾大会で、世界初の人工知能・ゼロカーボン埠頭(ふとう)を建設すると発表しました。年間に消耗するエネルギーの100%がクリーンエネルギーで、しかも100%の自給自足を実現させます。

  

  中国北部最大の総合港湾である天津港

  天津港は中国北部最大の総合港湾です。天津港グループはCエリアの人工知能のコンテナ埠頭を世界初のゼロカーボン埠頭に生まれ変わらせます。今年末まで作業を完了させて使用を開始する予定です。埠頭の積み下ろし設備や水平輸送設備、作業補助設備などを全て電動化して、エネルギー消費の100%を「風力、光力、貯蔵一体化」システムによるものにします。同時に、先進的なエネルギー監視・測定技術を採用し、埠頭が使用する各種のエネルギーについてリアルタイムの統計・分析を実施し、ゼロカーボンを確保していくとのことです。

  設計では、ゼロカーボン埠頭の年間エネルギー消費量は最高で4700万キロワット時です。エネルギー需要の全てについてのグリーン供給を実現させるために、4.5メガワットの風力発電機2台と1.83メガワットの太陽光発電システムを設置します。この発電システムは埠頭そのものと同時期の、2021年年末までの使用開始を目標としています。翌年の2022年には、埠頭のスループットの増加に伴い風力発電と太陽光発電システムをさらに拡充させる予定です。天津港のゼロカーボン埠頭はまさに「進化するゼロカーボン」です。(藍、鈴木)