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【CRI時評】イノベーションにより築かれる未来

2020年 11月 6日20:08 提供:中国国際放送局

上海市内で開催中の第3回中国国際輸入博覧会では今回もまた、イノベーションが目玉だ。

数百件の新製品、新技術、新サービスが世界で初めて、中国で公開されている。例えば電力分野と自動化技術で世界をリードするABBは、今回の博覧会にまさにふさわしい性格の製品、ドローン搭載型のガス漏れ検査システムを、世界で初めて披露した。この製品は、ABBの特許技術と、中国の北斗・高精度ナビゲーションシステムを組み合わせたもので、都市ガスのパイプの検査について効率的で安全な手段を提供する。輸入博覧会の会場には、このように世界の技術を融合させて一つの製品とした例が、枚挙にいとまがないほど存在する。人々は、開放と協力こそが科学技術を前進させる永遠の動力だと、改めて強い感銘を受けることになった。

輸入博覧会にとっての「最大のパイ」が、無限の潜在力を持つ中国の巨大市場であることは疑いがない。今や、新たな段階の科学技術革命と産業の変革が全世界を席巻している。そしてそれらは、質の高い発展を遂げつつある中国へと向かっている。中国は明らかに、世界で最も新しい技術や製品にとっての極めて良好な実験場であり、投入の地であるからだ。

中国で長年に渡って努力してきた多くの外国企業が口にする合言葉は、「まずは中国市場、そして全世界の市場に邁進」だ。まさにロレアル中国の総裁と最高経営責任者(CEO)を兼任するファブリス・メガベーン氏が言うように、外国企業は輸入博覧会の場に世界の最良の製品やサービスの体験、ソリューションを中国に持ち寄るだけでなく、この博覧会は外国企業にとって、「中国におけるイノベーションの新しい成果を逆に世界に向けて押し広め、全世界の消費者に恩恵をもたらす」ことに役立っている。

このほど発表された中国の「第14次5カ年計画建議」は、イノベーションを中国の現代化建設全体の中核的地位に据えた。新たな発展段階に入ろうとしている中国では、その広大な内需市場が絶え間なく、イノベーションの潜在能力をかきたてている。(CRI論説員)