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【観察眼】中国は最大の誠意で各国の来賓を迎える=輸入博

2020年 11月 2日16:39 提供:中国国際放送局

新型コロナウイルスによるパンデミックが発生し、世界経済に巨大な衝撃を与えた。各地の景気状況は衰退し、経済回復の難題に直面している。このような背景の下で、期日通りに開催される「第三回中国国際輸入博覧会(輸入博)」は言うまでもなく世界に注目される催しである。これまでに開催された過去2回の輸入博に比べ、コロナ対策による新たな挑戦を迎えるとともに新たなチャンスももたらし、より多くの再生産や市場回復への期待を担っている。

10月31日に行なわれた「第三回中国国際輸入博覧会」の記者会見で、中国国際輸入博覧局の孫成海副局長は、「開催準備は最終段階に入り、上海市は約40万人を迎える準備を整えている。新型コロナの影響で今年は出展企業や来場者数を制限しており、主に買い付けの意向が明確なバイヤーを招待している。こうした措置にもかかわらず、多数の申し込みがあり、登録企業数は11万2千社、登録者数は40万人に達している」と説明した。

また、上海空港出入国審査税関によると、上海浦東国際空港に「中国国際輸入博覧会」専用の入国審査レーンを14本開設し、コロナ予防の信頼性を確保するとともに、参加企業の関係者に対する迅速な入国手続きも対応できるという。さらに多言語で通関手続きの案内などを行う100人規模の外国語ボランティアサービスチームも配置されている。

一方、中国の経済回復につれて、多くの外商投資者も自信を取り戻した。中日間を貿易で往来する君島英樹さんは、日本酒を中国市場へ進出する目的とした中国人が品評する日本酒イベント「SAKE CHINA」を開催するため、9ヶ月ぶりに中国へ戻った。君島さんは中国の日本酒市場について、「日本からの日本酒輸出は、新型コロナウイルスの影響で極端に下がっているが、その中でもいち早く回復傾向にあるのは中国だ。中国がいち早く新型コロナウイルスを押さえ込み経済を回復に導いているため、各日本酒メーカーも中国市場には大きな期待を寄せている」と語った。

コロナ対策の常態化する中国はありのままの経済環境や、市場の包容力を世界に見せる。中国はこれまでと変わることなく誠意をもって、開放型の世界経済発展のために各界の来賓を迎えている。(CRI日本語部論説員)