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<CIFTIS>金融サービス展の日系出展者「中国の金融開放進むと実感」

2020年 9月 7日14:57 提供:中国国際放送局

北京で開催中の2020年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)では、金融サービスに特化した展示が豊富に行われています。日系金融機関である「みずほ銀行中国有限公司北京支店」の村田温支店長は6日にCRIの取材に対して、「中国経済の回復の力強さを感じた」と話し、「中国の金融開放はこれからも進むだろうと実感した」と述べました。

今年のCIFTISには、中国の金融業界で大きな影響力を持つ「中国金融博覧会」も組み込まれており、各種展示のほか、「中国国際金融年度フォーラム」をはじめとする金融関連の三大フォーラムの開催が注目されました。村田支店長はこれらフォーラムで発信された内容について、「中国の指導者層が外資系金融機関への開放と国際交流に高い関心を持っている、という強い印象を受けた。今後、中国では金融面での開放が進んでいくだろうと改めて実感した」と示しました。

自社ブースで会社紹介をする村田支店長(9月6日王小燕撮影)

みずほ銀行は1980年代から外資系銀行の支店として中国に進出し、2007年に人民元業務も扱える現地法人が設立されました。拠点数は当初の4支店から16支店に拡大し、取引先には日系企業だけでなく中国系企業の占める割合が増え続けています。村田支店長は、同社の中国での歩みは「中国の経済成長と対外開放の深化と共に発展してきたもの」と振り返り、「中国の市場は大きい。今後は、日系企業が中国系企業とアライアンスを組む際の金融サポートや、中国のベンチャー企業の海外進出の支援に力を入れる」との方針を明かしました。

また、新型コロナへの感染対策が続く中で開かれた今年のCIFTISについて、村田支店長は「中国経済の回復の力強さを改めて感じる。中国政府や北京市の積極的な取組みには深い意義がある」と評価しました。

なお、今年のCIFTISには8つの産業別テーマ展があり、その一つに「金融サービス展」が数えられています。同展の主催は北京市政府、中国人民銀行、中国銀行保険業監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、国家外為管理局で、広さ6555平方メートルの展示エリアに、日本を含め、米、独、英、仏など18の国と地域から150の金融機関が出展しているということです。

(取材&記事:王小燕)