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上海ブックフェアがライブコマース活用

2020年 8月 19日14:46 提供:中国国際放送局

18日に閉幕した上海ブックフェアでは、ライブ配信動画で商品を紹介するライブコマースが大いに活用され、本の販売や成約に一役買いました。

ブックフェアの会場では、映画研究家として知られる北京大学の戴錦華教授が、自身の新刊『児童映画』をライブ配信で紹介しました。戴教授は「20~30万人を対象に講演会を開くというのは、ライブ配信でしか実現できないこと」だとして、手ごたえを語りました。

ライブコマースは、著者本人だけでなく出版社や書店からも積極的に取り入れられています。外国文学の翻訳・出版を手がける上海訳文出版社の責任者は、このブックフェアの期間中に、オンラインストアとライブコマースを合わせた同社の売り上げが、全体の約7割を占めるようになったと明らかにしました。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、国内外のブックフェアが相次いで延期、キャンセルあるいはオンラインでの開催に切り替えています。その中で、上海ブックフェアは感染症対策に万全を期したうえで、予定どおりに開催されました。

上海展覧センターに設置された広さ2万6000平方メートルのメイン会場のほか、上海市内および全国各地にある150の分会場で10万種類あまりの図書が展示され、各会場でのイベントは合わせて700回あまり行われました。

閉幕前日までのブックフェア関連のSNSの閲覧量は1億1400万回、ライブ配信の再生回数は610万回を超えたということです。

(Yan、謙)