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重点工業分野、5月の利益に明らかな改善=国家統計局

2020年 6月 29日14:08 提供:中国国際放送局

国家統計局の発表によりますと、コストへの圧力緩和、市場ニーズの改善、支援政策の効果などのプラス要因の下で、石油精製、電力、化学、鉄鋼など重点セクターの5月の利益に明らかな改善が見られました。

石油精製については、4月に業界全体で赤字経営が続いていましたが、5月になりますと、対前月比8.9%増の116億2000万元の利益が実現できました。電力は、対先月比の利益は4月では15.7%減でしたが、5月は同10.9%増に転じました。また、化学工業、鉄鋼業なども利益の下がり幅がいくらか縮小したということです。

5月の発表を受け、中国マクロ経済研究院の王昌林院長は「中国の工業生産に強靭な回復力があることを物語っている。しかし、工業企業利益の回復は、不確定性や不安定性に直面していることにも留意すべきだ。これからは、需要の回復を加速させ、内需拡大戦略の実施に力を入れ、産業や市場の循環を円滑なものにしてこそ、工業経済の安定かつ持続した回復と向上が初めて可能である」と述べました。(Mou、Yan)