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【CRI時評】全世界の感染症対策で中国は協力の理念を貫く

2020年 6月 9日22:02 提供:中国国際放送局

中国政府は先日、「新型コロナウイルス肺炎の予防・抑制に関する中国の行動」と題した白書を発表し、国際的な感染症対策での協力における中国の理念、行動とイニシアチブを詳述している。これは中国が実際の行動によって国際社会と共に協力し、現在の困難を克服する役割を体現している。

今回の新型コロナウイルス感染症は人類がこの百年で遭遇した中で、影響が最も広範囲に及ぶ世界的大流行で、全世界にとって深刻な危機と厳しい試練だ。人々は、この白書の中に「協力」という言葉が頻繁に出てくることに注目している。

中国の人々は感染症防・抑制活動が最も困難な状況だった時期に、国際社会から寄せられた貴重な支持と支援を忘れることはない。全世界の感染症流行が日増しに深刻さを増す状況に直面し、中国にとっても他人事ではなく、自己の最善を尽くして国際社会に還元している。白書は、5月31日時点で、中国が合計27カ国に29の医療専門家チームを派遣し、150カ国と4つの国際機関に既に、あるいは現在も支援を提供しているとともに、200の国と地域に防疫物資を輸出していることを公表している。

現在、新型コロナウイルス感染症は依然として全世界に拡散し蔓延しているが、次の段階はどうすべきなのか。白書はこの点について、共同で予防・抑制活動を行う国際協力の効果的な展開、感染症が世界経済にもたらす影響への対応、感染症対応能力の脆弱な国と地域に対する支援の提供、一国に汚名を着せる言動と感染症の政治問題化への断固たる反対、全世界の公衆衛生体制の健全化などのイニシアチブを提起している。

現在、中国は既に世界保健機関(WHO)に対して二度にわたって合計5000万ドルの現金援助を提供し、ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)などの機関に支援を提供し、WHOの「感染症連帯対応基金」への積極的支援と中国での資金調達を行っている。中国はまた、ワクチンの開発後、それを公共財として全世界に提供することも約束している。

警戒しなければならないのは、新型コロナウイルス感染症の世界経済に対する影響が絶えず生まれていることだ。だが、一部の西側の政治家は「デカップリング」、「脱グローバル化」といったでたらめな論調を公然と喧伝している。白書はこれについて、中国は各国と協力して国際マクロ経済政策の調整を強化し、グローバルな産業チェーン、サプライチェーンの安定性、安全性と円滑さを共同で維持することを強調している。(CRI論説員)