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メーデー連休、オンライン消費のポテンシャルが顕在化へ

2020年 5月 6日20:51 提供:中国国際放送局

中国では、今年のメーデーは5連休です。連休中、オンライン消費が勢い良く上昇傾向を保っていました。データによりますと、メーデー連休中、各電子商取引(EC)プラットフォームのオンライン売上はいずれも上昇しており、とりわけ農産物が売れ筋となっています。専門家は「中国国内市場のスケールメリットが少しずつ表れ、消費が安定の中で好転していくという基礎的な条件は変わらない」という見方を示しています。

ECサイト大手「京東商城(JD.com)」を運営する「京東」が発表した最新のデータによりますと、メーデー連休中、JDのオンライン取引額は前年同期比45%増となり、うちわけ、国産ブランドの取引額が同期比52%増で、農産物の取引額が同期比148%増となっています。

国内で感染症の予防・抑制状況が好転し続ける中、近場のドライブ旅行に出かける人が増えています。EC大手「蘇寧(スーニン)」が提供したメーデー期間中のビッグデータでは、4月29日~5月4日の間、カー用品の売上高が前月比256%伸び、テントとピクニックマットの販売数は前月比倍増し、日焼け止め用品も前月比245.6%の伸びとなっています。

また、商務部流通産業促進センターの陳麗芬研究員は、「商業施設や小売り店舗の再開に伴い、各地で報復的消費を迎えるだろう。中国の消費は安定の中で回復していくという基礎的条件は変わらない」と指摘しました。(とんとん、Yan)