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【CRI時評】感染症予防・抑制で、米国自身の疑念は国際的な調査を受けるべき

2020年 5月 5日19:34 提供:中国国際放送局

医学雑誌「ランセット」のリチャード・ホートン編集長は先日のインタビューで、「米国は2月から3月初めにかけての時間を無駄にした。これは新型コロナウイルス肺炎の、人為的に作り出された悲劇だ」と述べた。「ニューヨーク・タイムズ」紙も「米国のこの8週間の新型コロナウイルス肺炎による死亡者数はなんと8年に及んだベトナム戦争中の戦死者数を上回った」と慨嘆している。

米国の感染症予防・抑制活動はなぜこのような事態になってしまったのか。米国は全世界への感染症拡散に対していったいどういう責任を負うべきなのか。米国の政治家が問題から目をそらすのに懸命なのは、いったい何を隠そうとしているのか。これらはすべて国際社会によって調査される必要がある。

まず、米国は世界保健機関(WHO)などの機関がフォート・デトリックの生物実験室に実地調査に入ることを認め、人々の強い関心と要求に応えるべきだ。今年の3月10日、ハンドルネームB.Z.というネットユーザーがホワイトハウスの請願サイトに、米国政府が昨年7月にフォート・デトリック生物実験室を閉鎖した真の原因と、その実験室が新型コロナウイルスの研究機関であったのかどうか、ウイルスの漏出があったのかどうかについてはっきりさせるよう要求した。

次に、米国は国際機関と協力して、いわゆるインフルエンザの大流行によって新型コロナウイルス肺炎の感染症が覆い隠されているのではないかを調査し、明確にすべきだ。2019年9月から始まった米国の季節性インフルエンザでは、既に米国民の3000万人以上が感染している。米国のインフルエンザ患者の内にいったいどれほどの新型コロナウイルス感染者がいるのか。全世界の新型コロナウイルス肺炎0号患者はとうの昔に米国で現れていたのではないのか。

第三に、米国は国際的な調査に協力し、新型コロナウイルスが米国でもっとも早く現れたのはいつなのかを明らかにすべきだ。米国カリフォルニア州サンタクララ郡政府の公衆衛生部門が公開した最新の検査報告は、それ以前に発表された最初の死亡例よりも3週間も早い2月6日には、早くも現地で新型コロナウイルス肺炎による死亡者が出ていたことを明らかにしている。この患者には既知の旅行歴はなく、市中でウイルスに感染したと考えられる。現地では2019年12月には既に新型コロナウイルスが市中に拡散していた可能性がある。米国でもっとも早く新型コロナウイルスが現れたのはいったいいつなのか。

フランスのパスツール研究所の最新の研究は、現在フランスで拡散している新型コロナウイルス肺炎は決して中国から持ち込まれたものではなく、地域起源が不明なウイルス株によるものだと明らかにしている。ケンブリッジ大学の科学者はウイルスのゲノム配列がコウモリともっとも類似した変異体は米国とオーストラリアの患者から検出されたものであることを発見した。

別の面では、武漢ウイルス研究所は設立以来、米国を含む各国の科学者を受け入れて来た。中でも、バイオセーフティーレベル4実験室(P4実験室)は中国とフランス両国政府間の重要な科学技術協力プロジェクトであり、管理制度と科学研究行為はいずれも国際基準に合致している。

米国は、感染症問題についての自身に対する疑念をはっきりさせるべきだ。(CRI論説員)