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オンラインモデル活用で就職難打開の糸口を見出す

2020年 5月 4日13:27 提供:中国国際放送局

今年の中国の大学新卒者は874万人に上り、新たな記録を更新しました。その一方で、旧正月の帰省ラッシュ後、3億人近くに及ぶ出稼ぎ労働者は都市部に戻り、生計をまかなうため就職口を懸命に探しています。

政府が掲げる「6つの安定確保」という政策において、雇用安定は第一に位置付けられています。感染症対策に伴う困難はあったものの、現在はオンライン形式による就職説明会などは就職難打開の糸口となっています。

最近になり、「春暖花開(花咲くうららかな春)」をキャッチフレーズにした大型オンライン就職説明会が湖北武漢特設会場で実施されました。同イベントには地元の535社が参加し、4月20日までに今年の大卒者へ86000件の就職口を提供しました。

感染症流行の期間中、伝統的な業界が閑散とする一方、「無接触サービス」などの新たな業界が急成長し、人手が不足しています。そこで、四川省成都市では「社員シェア」サービスプラットフォームが導入されました。営業や生産活動が停滞する企業と、求人に悩む企業は同プラットフォームのチャットアプリ「微信(WeChat)」公式アカウントを通して、社員情報や求人需要を提出できます。プラットフォーム側が双方の意思に基づいて仲介役を果たすことで、一時的な「社員シェア」が実現します。

これについて、専門家は「社員シェアは技術革新によってもたらされた新たなモデルで、社会全体の生産活動の効率向上にプラスとなる。今後、インターネットやビッグデータ、AIなどの技術が最適化するにつれ、更なる役割の発揮が期待できる」としています。(洋、星)