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国際金融都市がオンラインで対話、協力の重要性を訴える

2020年 4月 29日14:03 提供:中国国際放送局

新型コロナウイルス感染症の流行は、世界経済に大きなチャレンジをもたらしました。世界の金融関係者が参加する初めてのテレビ会議が28日に開かれ、感染症を背景にした国際協力、産業の革新と発展、金融業の振興と回復などをめぐって議論が行われました。

「世界とのつながり共通した未来~国際金融センターテレビ円卓会議」と題するこの会議は、上海にある「陸家嘴金融城」の呼びかけで開催され、中国の発案で設立された初めての国際金融センター対話プラットホームです。

欧州のルクセンブルク、フランスのパリ、シンガポール、アラブ首長国連邦のドバイ、アフリカの金融センターとして知られるモロッコのカサブランカ及び英国国際通商省、世界の大手銀行、資産管理機関などの参加を引き付けました。

陸家嘴金融城は席上、各国の金融都市に長所を生かし、交流と協力を強め、グローバルサプライチェーンや、産業チェーンの開放的で安定かつスムーズな運行を確保し、経済の安定化と回復を支えていくよう呼びかけました。

そのうえで、「フィンテックの発展を推し進め、金融資源を科学技術の発展に導入させ、金融の実体経済を支える能力を一層向上させていく」と提案しました。

30年の建設と発展を経て、陸家嘴はいま中国では国際化のレベルが最も高い金融センターに変貌しています。中国にある外資系銀行の4割以上、外資系プライベート・エクイティ・ファンドの9割以上、外資系資産管理機関の9割以上がここに集まっています。開放型経済の構築と、開放・革新の堅持が陸家嘴金融センターのDNAです。

陸家嘴金融城はさらに、「国際金融都市は国際金融市場の安定装置であり、世界経済の成長を加速させるブースターでもある。常態化した交流メカニズムを構築し、テレビ会議などを通じて意思疎通と交流を強化し、国際金融都市間の連携を推し進めていく必要がある」と提案しました。(殷、Yan)