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【CRI時評】米国には真の「ごまかしの巨匠」がいる

2020年 4月 10日21:51 提供:中国国際放送局

ポンペオ米国務長官は8日、またしても中国側がデータをごまかしたと中傷していた。そしてその結果、中国外交部の報道官に手厳しく反論されることになった。中国には「盗賊を捕まえろと叫ぶ者こそ盗賊だ」という古い言い方がある。この言葉は、ポンペオ長官に対して用いるのがまさにうってつけだ。

米テレビ局のABCによる8日付の報道によれば、米国防情報局に所属する国立医療情報センター(NCMI)は2019年11月にはすでに、武漢で一種の伝染病が蔓延しており、中国と米国にとって「大惨事を引き起こしかねない」とリポート中で警告していたという。中国側が初めて新型コロナウイルスへの感染を確認したのは12月初旬になってからだった。NCMIは9日、このリポートの存在を否定する声明を発表した。すると、メディア側からは「彼らはいったい、何を知っていたのだ」と疑問視する声が出た。

中国政府は1月21日以来、現在に至るまで毎日、途切れることなく最新データを発表している。また、2月には米国疾病予防管理センターと米国立衛生研究所の科学者が世界保健機関(WHO)の派遣した専門家視察チームに加わって、中国に来て9日間の現地踏査を行い、中国での感染症の状況と予防・抑制活動を全面的に視察した。何をもって「不透明」と言うのだろうか。

米科学誌「サイエンス」が最近になり発表した研究結果によれば、感染症が爆発的に広がった最初の50日内に武漢を「封鎖」したことで、武漢以外の中国全土で71万人以上が感染を免れ、潜在的な感染者数を96%減少させたという。

ところが、ポンペオ長官らはこの事実と科学を無視している。彼らにとって、感染症の予防と抑制活動で「命を救う」ことはほとんど最優先事項ではなく、眼中にあるのは政治的計算であるようだ。

米国では、現在までに新型コロナウイルス肺炎の確診病例が45万例を突破した。うち死亡例は1万6000例を超えた。米国メディアによる9日付の報道によれば、ミシガン州に住む66歳の高齢者が、新型コロナウイルス肺炎にかかってから亡くなるまでに、少なくとも40回に渡ってスマートフォンを通じて助けを求めていた。責任をなすりつけても、時間を失ったことを埋め合わせることはできない。うそを続けても、さらに多くの命が失われるだけだ。米国の一部政治家は目を覚ますべきだ。命を救うことを最優先するという正しい道に、一刻も早く自らの考え方を見直してほしい。(CRI論説員)