小中大
2020年 4月 10日13:58 提供:東方網 編集者:王笑陽
中国の動画サイト「ビリビリ(bilibili)」は4月9日、ソニーの米国の子会社から4億ドル(約433億円)の出資を受けることを発表した。
ソニーの米国の子会社であるソニー·コーポレーション·オブ·アメリカ(SCA)とビリビリは、ビリビリの発行済株式の4.98%を4億ドルで取得する契約を結んだ。両社は今後、アニメやモバイルゲームなど、1995年以降生まれの世代「95後」向けの娯楽ビジネスで協力関係を深めていくという。
実は、これまでビリビリとソニーはすでにアニメ、ゲーム、音楽などの分野で提携してきた。ビリビリは2016年から、ソニー子会社アニプレックス(Aniplex)の人気モバイルゲーム『Fate/Grand Order』の中国版の独占配信を行っていて、このゲームはビリビリ収益史上最高の商品となった。また、ビリビリはソニーミュージック(SME)とも提携し、ビリビリ動画サイトでSMEのミュージックビデオを視聴することができる。
ビリビリの陳睿董事長兼CEOは今度の提携について、「ユーザーに向けて、特にアニメとゲーム分野で、よりよいコンテンツとサービス体験を提供することに大いに助けになります。ソニーさんともっと多くの分野で協力関係を深め、ユーザーの文化と娯楽でのニーズを満たしていくことを期待しています」とコメントした。
2009年に発足したビリビリは、1億3千万人以上の月間アクティブユーザー(MAU)を有する人気の動画サイトに成長してきた。2018年5月には米ナスダックへの上場を果たし、同年10月にはテンセント、2019年2月にはアリババから、それぞれの出資を受けている。