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【CRI時評】感染症との闘いに、力の結集は待ったなし

2020年 3月 14日21:40 提供:中国国際放送局

新型コロナウイルス感染症に対する欧米諸国の予防・抑制措置がほぼ1日でレベルアップした。

米国のトランプ大統領は現地時間13日記者会見を行い、「国家非常事態」を宣言した。チェコ、スペイン、ポーランドなどは、最近相次いで公衆衛生上の国家非常事態突入を宣言した。フランスでは100人以上の集会を全国規模で禁止し、すべての学校が来週月曜日から休校となる。ドイツのメルケル首相は「今は、感染症の蔓延を遅らせるために時間を稼がなければならない」と強調した。

これまでのところ、一部の国々では感染症に対する見込みと判断が甘く、十分な注意が払われていなかったために感染症への対応が遅れ、感染者数が増える一方だった。だが、「手立てを講じるのに、今からでも決して遅すぎることはない」。各国政府、特に西側諸国の政府は現時点では、防疫が最も切迫した課題であることを十分認識している。それは全世界が協力して感染症と闘う上で、間違いなく望ましいニュースだ。

中国の習近平国家主席はこのほど、イタリア、イラン、韓国の3カ国の指導者それぞれに電話し、中国政府と中国人民を代表して心からの見舞いの意を表し、協力を強化し、支援を提供する用意があることを強調した。こうした提案と態度は紛れもなく、全世界が共同で感染症と闘う上で自信とパワーを与えるものだ。中国はすでにパキスタン、日本、韓国、アフリカ連合などの多くの国々に緊急医療物資援助を提供し、イラン、イラク、イタリアなどの国々に専門家を派遣して、現地での防疫活動に当たらせている。

感染症は全人類共通の敵だ。それに打ち勝つためには、団結協力が国際社会のただ一つの選択だ。政策調整、資金投下、情報共有、科学研究、予防・抑制手段の交流などの面で果敢で効果的な行動を採るのが早ければ早いほど、ウイルスの蔓延の勢いを抑え込むことができる。(CRI論説員)