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経済

【CRI時評】中国の発展の潜在力が解き放たれるほど、世界経済はより安定

2020年2月25日 10:05
 提供:中国国際放送局

中国は23日、約17万人が参加する空前の規模のテレビ電話会議を開いた。新型コロナウイルス感染症対策と経済・社会の発展の統括的推進をテーマとしたこの会議で、中国の最高指導者である習近平国家主席は、「発展における中国の大きな潜在力と強いエネルギーを十分に解き放つことで、今年の経済・社会の発展目標と任務は達成できる」と強調した。習主席はまた、秩序ある業務と生産の再開をめぐり、地域ごとレベルごとの感染状況に応じて業務と生産の再開を正確に進める、マクロ経済政策による調節の度合いを引き上げる、雇用の安定化、貧困脱却の堅塁攻略、民生の保障、貿易・外資など8つの指示を出した。

現在、中国の国内総生産(GDP)が世界のGDPに占める割合は約16%となり、世界経済の成長に対する中国の貢献率は30%を超えている。感染症がもたらす不確実性に直面し、中国の政策対応がより即時的・効果的であればあるほど、発展の潜在力とエネルギーの放出はより十分なものになり、世界経済はより安定することになる。その意味において言えるのは、中国が感染症対策と業務・生産の再開を統括的にしっかりと行うことは、自らのためだけでなく、全世界のためでもあり、体現しているのは世界経済の成長と公共の利益に対する責任感だ。

もちろん、目を向けなければならないことは他にもある。今回の感染症の予防・抑制活動において、公衆衛生施設や緊急対応能力建設、物資備蓄体制などの不足や弱点が露呈した。これらはまさに次のステップにおける投資の成長の可能性と発展の余地の在りかだ。中国が不足を補い弱点を強化する過程において、新たな経済成長のポイントは絶え間なく発掘され、「危機をチャンスに変える」が実現されるだろう。

振り返ってみると、中国経済は何度もリスクや試練に打ち勝ち、苦境を乗り越える中で発展し強大になってきた。今回も例外ではない。中国には、この荒波を乗り越えて、今年の発展目標と任務を達成し、世界経済の発展を促す自信と能力がある。(CRI論説員)